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人には話せない 誰かに話したい

自慰行為として雑感

イニシエーションラブ

 

※若干ネタバレあり

 ずっと読もうと思っててやっと読めた作品

 

二部構成だという予備知識しかなかったのだが、Side-Aは処女(実際には違う)喪失及び童貞卒業というだけの一言で終わるようなヌルい恋愛小説が展開されていて、正直全く面白くなかった。

Side-Bで何かが変わるのかと思えば、特に変化もなく物語が進行するので、いつまでこの単調さが続くのだろうかと思ったが、最後の二行までそれは続いていて、辟易してしまった。

叙述トリックとしてはとても面白いし、映画でこれをどうやって再現したのかはすごく気になるけれど、作品自体が面白かったというよりも、トリック自体に感動して、「すげえ!」ってなるタイプの作品ですね。これは。

 

マユがヤバイ女なのは言うまでもないけれども、美弥子も美弥子で、辰也に彼女がいると知りながらも体の関係を求めるあたり、ある種狡猾な女だと言えるだろうし、平然とそれをやってしまう美弥子が怖い。

 

なんか読了後は妙な虚無感に襲われた。でも世の中の男女ってこんなもんだよね。